Board Game
BOARDGAME
過去に制作し、頒布したボードゲームです

英勇リクルート
【運さえも、実力のうち】
王国に迫る数々の危機を、異世界から召喚した様々なキャラクターの力を借りて乗り越えよう!!
ゲームマーケット2018秋 にて新作として
ゲームマーケット2019春 にて旧作として頒布した作品です。
【ゲームデザイン・カードデザイン(UI)】
らなん
【イラスト】
タテヤマトジル(ALL DICE)
英勇リクルートのポイント
・ボードゲーム初心者でも楽しめる!
・ドットで描かれたキャラクターやイベントがゲームを盛り上げる!
・運だけじゃない!?意外と求められる戦略性!
・キャラクター30種、イベント21種。毎回違った展開が楽しめる!
- ジャンル :キャラクター召喚型ディフェンスゲーム
プレイ人数:2人〜4人(推奨)
対象年齢 :10歳〜(推奨)
プレイ時間:30分〜90分
特設サイトはこちら!
https://summonheroes2018.tumblr.com/
ここからは英勇リクルートの遊び方を紹介していきます。ぜひ参考にしてください!

STORY
ここはとある王国。王様と国民は毎日平和に暮らしていました。しかしある日、一人の預言者が王様に進言しました。「王様、これから一年間、この国に様々な危機が訪れます。しかし、この国にはそれらを防ぐための人材が不足しています」困り果てた王様ですが、王家に伝わる秘伝の召喚術の話を思い出しました。かつてこの召喚術で一人の英勇を召喚し、王国を救ったお話です。王様は早速取りかかりますが、記録が少なく再現が難しい。出来上がった召喚術は、「準備に大金がかかる」上に「誰が召喚されるかわからない」ものでした・・・
ゲーム概要、勝利条件
「英勇リクルート」は次々に起こる12個の危機(イベント)に対して、お金を支払い、キャラクターを召喚、雇用することでそれらの危機を乗り越えていく召喚型ディフェンスゲームです。
プレイヤーは一国の王様となり、なるべく少ないお金でイベントを防いでいく必要があります。
全ての危機が去った後、もっとも多くのお金を所持していたプレイヤーの勝利となります。
コンポーネント(内容物)

1. 取扱説明書:1枚
2. キャラクターカード:75枚
3. イベントカード:25枚
4. チップ:105枚

キャラクターカード
プレイヤーが召喚し、雇用するキャラクターです。様々なキャラクターがいて、それぞれ「力、知、技のステータス」「雇用金額」「スキル」が決められています。スキルはそれぞれ使える場面が決まっています。

イベントカード
各ターンの最後に訪れるイベントです。様々なイベントがあり、自分が雇用しているキャラクターのステータス合計が、「防衛成功」に必要な数値に足りていないと、所持金から被害額分を失います。SEASON1〜4に分かれています。
ゲームの準備
1. 召喚ゲート山札を作る
キャラクターカード全75枚をよくシャッフルし、裏向きにしてプレイヤー全員の手が届く場所に置きます。これが「召喚ゲート山札」となります。
2.待機イベントを作る
イベントカード全25枚のうち、SEASON1と2を4枚ずつ、SEASON3を3枚、SEASON4を1枚ランダムに選び、計12枚の待機イベントを作ります。上からSEASON1、2、3、4となるよう裏向きに重ねます。この時、どのプレイヤーもイベントカードの内容(表面)をみてはいけません。

3. 各プレイヤーに最初の所持金を配る
各プレイヤーの最初の所持金額は5000万Gです。1000万Gチップを4枚、100万Gチップを10枚で配るのがオススメです。

ゲームの流れ
英勇リクルートは
・スタートフェイズ
・召喚フェイズ
・イベントフェイズ
・帰還フェイズ
の4つに分かれた「1ヶ月」を12ヶ月分繰り返します。

○スタートフェイズ
待機イベントの一番上にあるカードを「裏向きのまま」場に出します。
イベントはプレイヤー全員で一つのものを共有します。
○召喚フェイズ
召喚フェイズはスタートプレイヤーから順に、時計回りで以下のことを行います。
1.召喚を行う(または行わない)
召喚を行う場合、召喚に必要な金額を所持金から支払い、枚数分召喚ゲートからカードを引き、キャラクターを召喚します。召喚に必要な金額は召喚する枚数が多いほど高くなります。
※召喚は1フェイズに一度までです。引きなおすことはできません
1枚 → 100万G
2枚 → 300万G
3枚 → 600万G
4枚 → 1000万G
5枚 → 1500万G

左は、1000G払って4人のキャラクターを召喚した例です。プレイヤーはイベントカードの情報を見て、召喚したキャラクターのうち、誰を雇用するか判断します。
2. キャラクターを雇用する
召喚したキャラクターのうち、雇用したいキャラクターがいた場合は、そのキャラクターの雇用金額を支払い自分の隊列に加えます。雇用しなかったキャラクターは帰還ゲートへと帰します。この時、雇用しているキャラクターはすでに雇用しているキャラクターの右側に並べなければなりません。同じターンに雇ったキャラクターを並べる順番は自由ですが、これ以降並べ換えることはできません。
隊列の最大人数は5人までです。隊列が5人を超える場合は、既に隊列にいるキャラクターを左から順に帰還ゲートへ帰すことで雇用できます。

左は、召喚したキャラクターのうち
・一般兵士:100万G
・海賊 :400万G
・建築家 :700万G
を雇用した例です。召喚時に払った1000万Gに加え、1200万Gを雇用金額として支払う必要があります。
この時点で力、知、技それぞれのステータスが3以上あるため、SEASON1のイベントは確実に防衛できることが確定しています。
○イベントフェイズ
プレイヤー全員が召喚フェイズを終えたら、イベントフェイズへ移行します。
1. スタートプレイヤーは「スタートフェイズ」で場に出したイベントカードを裏返し、表にします。
2. 表向きにしたイベントカードの必要ステータスを見て、それぞれのプレイヤーは自分が雇用しているキャラクターのステータス合計が「力」「知」「技」で全て足りているか確認します。
a. 「防衛成功」に足りていた場合
→ イベントカードの成功報酬に書かれている金額を得ることができます。
※借金状態のプレイヤーの報酬金額は、500万G引いた額になります。
b. 「防衛成功」には足りなかったが、「被害軽減」に足りていた場合。
→ 被害軽減に書かれている金額を支払います。成功報酬を得ることはできません。
c. 「防衛成功」も「被害軽減」も足りなかった場合
→ 被害額に書かれている金額を支払います。成功報酬を得ることはできません。

左の例では、防衛成功に必要なステータスが
力:1 知:2 技:3
であるのに対して、プレイヤーが雇用しているキャラクターのステータスが
力:5 知:3 技:4
と足りているため、「防衛成功」になります。
そのため、成功報酬の500万を得ることができます。
○帰還フェイズ
帰還フェイズでは、プレイヤーは隊列の一番左にいるキャラクターを帰還ゲートへと送ります。
もし、一番左にいるキャラクターが『「帰還フェイズ」に自身を帰還フェイズに送ることで発動するスキル』を使用した場合、そのキャラクターとは別に、新たに一番左に来たキャラクターを帰還ゲートへ送る必要があります。
プレイヤー全員がキャラクターを帰還ゲートへ送ったら、イベントカードを取り除き、またスタートフェイズへと戻ります。

一番左にいた一般兵士を帰還ゲートへ送りました。
以上を12ヶ月分繰り返し、
全てのイベントが終わった(イベントカードがなくなった)
時点で各々の所持金を確認します。
この時、もっとも所持金が多かったプレイヤーがゲームの勝者となります。

ルールは以上となります!
今回はSEASON1から順に、徐々に難しくなっていくようにしていますが、慣れてきたら難しいイベントの枚数を増やしたり、順番をランダムに決めるのもアリです。イベントの数を12個に限定する必要もありません。ぜひ自分だけのルールを見つけ、楽しんでください!
また、ルール上は何人でもプレイできます。チップの枚数関係で4人までを推奨としていますが、最初の所持金を減らす、代わりのチップを使う、などで5人以上でも問題なく遊べます。